私はほぼリアルタイムにTVで見聞きしてきた歌手ではありますが、最大のヒット曲「喝采」が流行った'72年、私はまだ中学1年生。
私にとっては、単に「歌の上手いおばちゃん」でしかありませんでした。

しかし数年前、「Another World('01)」というアルバムを出会って評価は一変するのです。
もし歌謡曲や演歌中心の選曲なら目もくれていませんでしたが、「Another World」はシャンソン、ジャズなどを収録した3枚のLPを、2枚組のCDに編集し直したアルバム。
捨て値の中古だったというのと選曲の面白さで買ったCDでした。
いざ聴いてみると「先入観」ほど怖いものはないと改めて知らされました。
透明感がありふくよかな声質、そして怖いほどの表現力に感動している私がいました。

これは未発表ライブ音源に、既発のスタジオ録音曲を絡めてライブ風に仕立てたアルバムですが、MCを含め破綻のない「仮想コンサート」の世界でちあきなおみの歌唱が楽しめます。
特に「朝日のあたる家」(訳詞:浅川マキ)は圧巻で、思わず涙が溢れた感動のボーカルです。
●今夜(2/16)の「誰でもピカソ」は”ちあきなおみ”の特集でした。
映像でちあきなおみを見ると、改めて彼女の表現力に感動させられました。
全身を使って歌詞を演じるというのでしょうか、主人公になってしまうのです。その説得力と言ったら・・・。
個人的には「朝日のあたる家」に見とれてしまいましたが、場末のスナックのセットで歌う「紅とんぼ」も圧巻で、北野武氏も「これはオペラだね」と感嘆していました。
ちあきなおみは'92に最愛の人を亡くした後、実質的に引退状態。
番組で船村徹氏が「いつまでも歌わないのは(ちあきの)ワガママだ。早くカムバックしなさい」というような事を仰っていましたが、私も心から復活を期待しています。

なんとなく立ち寄ったレコ屋の店内に流れていたCDがこれ。
即買いしました^^、多分、私的2007年Best3にはいるだろうアルバムです。
ROXANNE POTVINは20代半ばの仏系カナダ人女性。
元々はブルースからキャリアをスタートしたようですが、このCDはR & B、ブルース、カントリー、フォーク、ジャズなどを取り入れた70年代感覚いっぱいのアルバムに仕上がっています。
21世紀のMaria Muldaurという趣でしょうか。
(Maria Muldaurはまだバリバリの現役ですが^^;)
ジョン・ハイアット、ブルース・コバーン、ダニエル・ラノワ等々SSW系ルーツ系のミュージシャンが参加しております。
試聴はこちらでどうぞ!
最近は古本までネット通販していますが、実店舗で物色しながら過ごす時間も楽しいものです。
さて、本屋さんと言えば立ち読みが付きもの。
昔は少し罪悪感を感じていたものですが、最近は大型店ばかりになり、ジュンク堂のように立ち読みを売りにする書店も出現しましたね。
とは言え、汚さず折り目をつけないように中身をチェックするのが立ち読みの心得。
しかしながら、お子様達の行状には目を見張るばかり、店内を走り回るわ、立ち読みというより座り読んでページ折りまくる。
そして保護者は我が子が商品をキズモノにするのを平然と眺めてる。
これが一部の不心得者だけだろうと思うとさにあらず、観察してみるとあちらこちらで同様のことが行われていたのでした。
平積みの上に幼児を立たせるに大人に至っては、こらもうアカンわと(絶句)。
いつの間にこんな事態になったのか?
10年前はこんなではなかったはず。
店側も見て見ぬふりという感じ、万引き対策以上に大事な問題だと思うのだけど・・
暖冬という言葉も聞き飽きた感がありますが、一番寒いはずの時期にひまわりが咲き、セミが羽化し、クマが冬眠できないという事態。
「異常」の度合いが益々加速しているような気がします。
実際に温暖化は予想を超えていると先日報道されていましたね。
温暖化ガスの排出を今すぐゼロにしても、その効果が現れるのは数十年後だと言われていて、おそらく私が生きている間は悪化の一途を辿るのだろうと思います。
今のところ生活にほとんど不便を感じない「エコ」ですが、10年後20年後には、もっと邪魔くさい「エコ」、我慢を強いられる「エコ」にシフトしていくんでしょうね。
・・・ふとこんなことを考えていました。

ジャケットが気になって中古で入手したCD。
このPhil Leeという人、このCDが1stアルバムで何と49才のデビュー!
J.Jケールとも縁(ゆかり)のある人らしいです。
中身はSteve Forbertを彷彿させるボーカルとアーシーなサウンドでなかなかの好盤。
今風に言えばオルタナカントリーとでも言うのかな。
遅れてきたディランズ・チルドレンと言えばわかりやすいかも^^
オフィシャルサイトはhttp://www.phillee1.com/
試聴はhttp://www.hmv.co.jp/product/detail/460386でどうぞ。
過去には持っていましたが、6年前に持つのをやめました。
せいせいしたのと、はじめは少しの不安感がありましたが、携帯電話のない生活にすぐ慣れました。
通信は固定電話とPCのEメールで事足り、ほとんど支障はありませんでした。
ただ街角から公衆電話がどんどん消えていくのには閉口しましたが・・
連れ合いからは「お金出すから、携帯持って欲しい」と日頃から言われておりまして、その度に拒否していたのですが、たまたま買い出し途中に携帯ショップがあり、何の気なし覗いたところ、この携帯と出会ったのでした^^

モノとして非常に気に入ってしまい、いわば一目惚れ(笑)
なんと本体無料、連れ合いの口座決済だと印鑑も不要。
・・・6年ぶりにケータイを携帯することに相成りました。
まぁ、連れ合いとのトランシーバーとして使うだけになると思いますが。
見た目だけで買ったんですが、6年間の携帯電話の進化は凄いですね。
メールはできる、ネットはできる、写真(動画)は撮れる、音楽は聴ける、FMラジオはついてる、なんとテレビまで観れちゃう。
これがタダって・・。
MicroSDが挿入できて、容量が2GBまでOK・・2GBってWin95時代のパソコン並でんがな^^